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山田 啓貴

X(旧Twitter): @keikiyamada

instagram: keikiyamada

​画家/アーティスト

 

1978年 北海道苫小牧市に生まれる。

1999年

  • グループ展「011展 」(Key gallery/ 青華画廊/ギャラリークボタ/ギャラリー小野Ⅱ, 銀座/京橋)

2002年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。

2004年 多摩美術大学大学院美術研究科修了。

2006年

  • 個展「空の存在 」(札幌時計台ギャラリー, 札幌)

  • 個展「空と存在~Being and Empty」(ギャラリー椿GT2, 京橋)

2007年

  • 個展「Mr.Watermelon 」(ギャラリー椿GT2, 京橋)

2010年

  • 山田啓貴 個展 (ギャラリー亀福, 国立)

2012年

  • 個展「Slow time/ゆっくりと流れる時間」(Gallery Coexist Tokyo,木場)

  • 個展「語りかける静物画」(Bunkamura box gallery, 渋谷)

  • グループ展「2:46 and Thereafter」(Edison Place Gallery, WashingtonD.C., ワシントンDC)

  • グループ展「画材から見るそれぞれのかたち」(上野の森美術館, 上野)

  • グループ展「It‘s ART O’CLOCK」(CNIT Paris La Défens/ GalleryCoexist Tokyoブース, パリ)

  • グループ展「Dandans, a collective of emerging Japanese artists」(Browse & Darby Gallery, ロンドン)

2014年

  • ─近代と現代─ アートフェア東京2014(東京国際フォーラム/至峰堂画廊, 有楽町)

  • 山田啓貴 絵画展(西武池袋本店, 池袋)

  • グループ展「“Thinking of ENERGY” from the experience of FUKUSHIMA」(ドイツ外務省, ベルリン)

2015年

  • 山田啓貴 -描かれた時間- 絵画展(伊勢丹新宿店本館アートギャラリー, 新宿)

  • -大切な時間- アートフェア東京2015(東京国際フォーラム/至峰堂画廊, 有楽町)

  • -存在と記憶- ART TAIPEI 2015(台北世界貿易中心展覧大楼一館, 台北)

  • -存在と記憶- 山田啓貴展(西武池袋本店, 池袋)

  • グループ展「Dandans – Une nouvelle génération d‘artistes Japonais」(Galerie BOA, パリ)

2016年

  • -同時代の記憶- アートフェア東京2016(東京国際フォーラム/至峰堂画廊, 有楽町)

  • グループ展「ART TAIPEI 2016 梅原龍三郎 x 山田啓貴/堂本印象 x 山本雄教」(台北世界貿易中心展覧大楼一館, 台北)

2017年

  • グループ展「ART FAIR TOKYO 2017 堂本印象 × 山田啓貴 × 山本雄教」(東京国際フォーラム/至峰堂画廊, 有楽町)

  • グループ展「ART TAIPEI 2017 浅井忠 石川欽一郎 山田啓貴 山本雄教」(台北世界貿易中心展覧大楼一館, 台北)

2018年

  • -記憶との対話- (Bunkamura box gallery, 渋谷)

2019年

  • グループ展「ART TAIPEI 2019 山田啓貴・山本雄教・赤摩千穂」(台北世界貿易中心展覧大楼一館, 台北)

2020年

  • 個展「山田啓貴展 おうち時間から見えてきたもの ─ Era with COVID-19」(至峰堂画廊, 銀座)

  • 個展「山田啓貴展 ~ アーケード街の風景 ~」(至峰堂画廊, 大阪)

  • 個展「山田啓貴展 ~ Dining room ~」(嘉俬房& other Art things, 台北)

2022年

  • 個展「東美アートフェア 2022  山田啓貴ー起源」(東京美術倶楽部/至峰堂画廊, 新橋)

  • 個展 山田啓貴ー受胎告知 (至峰堂画廊, 銀座/大阪)

2023年

  • 山田啓貴個展ーグランドツアーを夢見てー(仙台三越)




昔の記憶やエピソードをモチーフとして描いてきたが、子どもの頃、絵描きになろうと思った大きな出会いがあった。
一人っ子の私にとって、いくつかの画集と百科事典は話し相手であり相談相手。なんでも知っている百科事典さんは、ばあちゃんちに行く楽しみでもあった。中でも、なんだかよく見るレオナルドのウィトルウィウス的人体図は、特別な思いとなって心に残った。ルネッサンスや中世の絵に対する思い入れはここから始まったのかもしれない。
どんな風に暮らしていたんだろう。いつか行ってみたいな。という気持ちが次第に大きくなり、この絵はどうやって描くんだ?と変化していったのだ。
コロナ禍という時代はたくさんのものを見せてくれたが、こんな情熱までも再燃させてくれたのは驚きだった。コロナ前にイタリアで会ってきたガブリエルに「もう一度会いたい!」。
去年の個展ではガブリエルもマリアもいない受胎告知の情景を描いた。これは一貫して制作してきた背景の無い静物画と同じく、本当に描きたいものは描かず空間に閉じ込める。という手法で、なんとも美しい天使は描かずに心の中に留めておきたかったのだが、制作も佳境になったころから、天使だけを描きたい。と思い始めた。
その後はガブリエルから受けるイメージとして猛禽類の羽根を調べ、梟を描くことを決めていたのだが、「天使を見たい」という声もいただき制作を始めた。自分の描く空間のイメージはやはり記憶してきたものの集合体で、様々な風景が詰め込まれている。実際に色々なものを描いた結果が暗い背景に落ち着いた。
そう、そして気づいたのはコロナ明けにはまた会いに行こう。何ならそばに住んでみたいとまで思ったこと。トスカーナの風景ばかりが今、見えている。

山田啓貴「賑やかな話し声はまだ聞こえる」162×75cm 絵のみ.jpg
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